あなたの人生の設定は、誰に書き込まれたものなのか

“現実”は、無意識に刷り込まれた編集済みの物語である

あなたが「これが現実だ」と信じているそれは、
本当に、あなたが望んで選んだものなのだろうか?

「楽してはいけない」
「生きるのは大変なこと」
「努力の先にしか、価値はない」
「あなたは、まだ“ふさわしくない”」

そんな“言葉にならない言葉”が、
あなたの深層に静かに沈んでいる。

誰の声だったのか、
いつ言われたのか、
もう思い出せない。

けれどその“誰かの人生観”が、
今もあなたの世界を規定し、
日々の選択を水面下で操作し続けている。

これは、あなたの物語ではない。
それは、「あなたを通じて再生されている」
“他人の現実”だ。

私たちは「見たいもの」を見ているのではない。
“見えるようにされたもの”を見せられている。

脳幹に存在するRAS(網様体賦活系)は、
五感からの情報のうち、
意識に上げるものを選別する装置だ。

だがこのフィルターは、
真実を見抜くためではない。

すでに信じている“前提”を
補強するために機能している。

つまり、
あなたが「世界はこういうものだ」と
無意識に信じている限り、
RASはその設定に沿った現実だけを拾い上げ、
それ以外の可能性は、
徹底的に排除されていく。

世界は変わらないのではない。

あなたの内側のフィルターが、
変わろうとしないだけなのだ。

生きづらさとは、
“自分ではない設定”で生きようとすること。

なぜこんなにも、
息が詰まるのか?

なぜ、何をしても
「本当の自分」に触れた気がしないのか?

それは、
あなたが今演じている人生脚本が、
あなた自身の言葉で書かれたものではないからだ。

家族の期待、
学校の規律、
社会通念、
常識、
空気。

あなたの現実は、
無数の“他人の意図”によって設計されてきた。

そしてあなたは、
それに従順であるほど
「良い人」とされてきた。

でも、もう気づいているはずだ。
この脚本のままでは、
自分が消えてしまう。

設定は変えられる。

ただし、
「思考」だけでは書き換えは起きない。

脳は言葉を聞くだけでは動かない。

“臨場感”がなければ、
現実として認識しない。

臨場感とは、
「身体が信じる現実」である。

たとえば、
「私は豊かである」と唱えたとしても、
身体が緊張し、
呼吸が浅く、
目が泳いでいるなら、
それは“嘘”として処理される。

だからこそ、
必要なのは「身体・言葉・感覚」の統合だ。

▶︎想像=火種
▶︎知識=薪
▶︎臨場感=炎
▶︎身体=炉(ふいご)

あなたの声で、
あなたの姿勢で、
あなたの呼吸で、
“今ここ”に新しい現実を配置する。

そのとき、
RASは再設定され、
選び取る現実が根底から変わる。

あなたは、
もう自由だ。

ただ、
それに気づいていなかっただけだ。

他人が書いた脚本を
「自分のものだ」と思い込んでいた。

でもそれは、ただの借り物だ。

その設定のままでは、
あなたはずっと
他人の物語の登場人物でしかいられない。

人生は、
他人の手で最初に下書きされてしまう。

だが、
本当の物語は、
あなた自身の手で“上書き”することで始まる。

現実とは、
外側にあるものではない。
それは、“信じたものを拾い集める”選別装置によって
構築された仮想空間である。

ならば、
その“設定”を誰が握るのか。

その答えを、
他人に渡し続けるのか。

それとも、今、取り戻すのか。

その最初の一歩は、
静かな言葉かもしれない。

「私は、書き換えていい」

そう口にした瞬間から、
すべてが始まる。

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仁平 尚人カラダのよろず屋
2018年から「カラダのよろず屋」を名乗り活動。 人が本来持つポテンシャルを引き上げ、身心を繋ぎ、活動コンセプトである「カラダを整え、死ぬまで遊ぶ」ことのできる健康の提供に取り組んでいる。