健康も、人生も、
いつの間にか「誰かに任せるもの」になっていないだろうか。
体調が崩れたら病院へ。
気分が落ちたら環境や他人のせいにする。
うまくいかない人生を、時代や社会のせいにする。
もちろん、それらが必要な場面はある。
けれど、それが当たり前になった瞬間から、
自分の人生のハンドルを、そっと手放してしまっている。
僕が大切にしているのは、
「自己責任モデル」という考え方。
それは
「全部自分のせいにしろ」という厳しい話ではない。
むしろ逆で、
自分の身体も、感覚も、人生も、
自分が一番よく知っていて、
自分が一番大切に扱える存在だという前提に立つこと。
健康は、ゴールではなく手段。
「ちゃんと生きるための土台」にすぎません。
医者や専門家は“サポーター”であり、
人生の主体ではない。
情報を集めることも大切。
学ぶことも、頼ることも否定しない。
ただ最終的に
「どう生きるか」
「何を選ぶか」
「どこまで引き受けるか」を決めるのは、
他でもない自分自身です。
自分の身体に耳を澄ます。
感情の動きを否定せずに観察する。
思考に飲み込まれず、距離を取る。
そうやって
自分の人生を、自分の手に戻していく。
納得のいく生き方は、
誰かから与えられるものじゃない。
自分で請け負って、
自分で選び続けた先にしか、
「自分らしい生活」は存在しない。

