自己責任モデルという生き方

健康も、人生も、
いつの間にか「誰かに任せるもの」になっていないだろうか。

体調が崩れたら病院へ。
気分が落ちたら環境や他人のせいにする。
うまくいかない人生を、時代や社会のせいにする。

もちろん、それらが必要な場面はある。

けれど、それが当たり前になった瞬間から、
自分の人生のハンドルを、そっと手放してしまっている。

僕が大切にしているのは、
「自己責任モデル」という考え方。

それは
「全部自分のせいにしろ」という厳しい話ではない。

むしろ逆で、
自分の身体も、感覚も、人生も、
自分が一番よく知っていて、
自分が一番大切に扱える存在だという前提に立つこと。

健康は、ゴールではなく手段。
「ちゃんと生きるための土台」にすぎません。

医者や専門家は“サポーター”であり、
人生の主体ではない。

情報を集めることも大切。
学ぶことも、頼ることも否定しない。

ただ最終的に
「どう生きるか」
「何を選ぶか」
「どこまで引き受けるか」を決めるのは、
他でもない自分自身です。

自分の身体に耳を澄ます。
感情の動きを否定せずに観察する。
思考に飲み込まれず、距離を取る。

そうやって
自分の人生を、自分の手に戻していく。

納得のいく生き方は、
誰かから与えられるものじゃない。

自分で請け負って、
自分で選び続けた先にしか、
「自分らしい生活」は存在しない。

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仁平 尚人カラダのよろず屋
2018年から「カラダのよろず屋」を名乗り活動。 人が本来持つポテンシャルを引き上げ、身心を繋ぎ、活動コンセプトである「カラダを整え、死ぬまで遊ぶ」ことのできる健康の提供に取り組んでいる。