網様体賦活系(もうようたいふかつけい)、通称RAS(Reticular Activating System)は中脳、橋、延髄に多シナプス性ニューロンの鎖で繋がれた境界の不明瞭な核として存在しています。
これ、実は施術で非常に重要になる部位なのです。
難症の原因の1つになりうる
「人間が覚醒している(起きている)状態なのに、臓器や筋肉の関連は神経学的に覚醒していない(寝ている)状態」ってすごいと思いませんか?
身体がまともに動くはずがありません。動いたとしても無理矢理なだけで、確実にダメージを負っている状態です。
これが“相互関連不全”なのです。
しかもこれ、心理でも言えることなんですよね。
心の覚醒状態と睡眠状態がある
生き辛い人はこれの可能性大です。
要は「嫌いなもの」に対する意識的な警戒度は高い(起きている)状態であり、網様体賦活系がそれに対して活性化している状態なんですよね。
これを覚醒反応と言います。
覚醒している(寝ていない)からこそ、その情報を集めるのです。
自身にとってストレス、ネガティブ、嫌いなものなのにもかかわらず、それに対する情報ばかり集めている人っていませんか?
意識的な場合もあるし、無意識的な場合もありますけど、そういう神経回路を組み上げてしまったのが原因で生きづらくしてるわけです。自分自身の首を絞めている。
症状の改善のためには気づく or 気づかせるしかない
その悩み、苦しみは気づく or 気づかせる(施術によって)しかないんです。
しかし、、
- 見たくない
- 感じたくない
- 認めたくない
この3つの感情によって、それを否定すると改善もなかなか難しい。
そうなると結局振り出しに戻るからこそ、実際に肉体的にアプローチをして網様体賦活系をチューニングし直す必要があります。
自身の捉えている世界(症状も含め)を変えたいなら肉体から変えた方が大抵早い。
それがうちの考え方です。